自動車の故障診断システムの効率的な多言語化

概要

翻訳メモリソフトTransitを導入することで、自動車の故障診断システムに関連する膨大なデータの中から更新された部分のみを翻訳することが可能になり、大幅なコスト削減と工期の短縮を実現。

課題

自動車の故障診断システムに関連する膨大なデータの中から一部の更新箇所だけを効率的に翻訳したい。
様々な種類のデータ間での翻訳のばらつきを無くしたい。

解決方法

翻訳メモリソフトTransitを導入することで、約30万ワードあるヘルプファイル内の更新された部分のみ(約5-10%)を翻訳することが可能に。
更新されなかった大部分は、翻訳メモリから訳文が自動で挿入されるので、翻訳用に更新箇所を抜粋したデータを別途用意する必要が無くなりました。
レイアウトも翻訳前の状態が保たれるため、翻訳後のファイルを編集することなくそのまま実装することができます。
翻訳中も、メモリとして蓄積された訳文を参照しながら翻訳を行うので、文体や用語の統一が容易になりました。
データ形式が違うユーザーインターフェースのテキストとヘルプファイル間で、それぞれの翻訳を相互に参照できるので、翻訳のばらつきを抑えることもできました。
また、Transitの操作を効率的に行うためのツールを開発、繰り返し作業の自動化も実現しました。